披露宴

 挙式を報告して祝福を受ける晴れがましい披露宴。招待客のもてなしに心くばりを。

【披露宴の流れ】
新郎新婦入場
 スタッフの先導で、メインテーブルにつきます。ゆっくり歩くようにしましょう。
開宴の挨拶
 司会が開宴を告げ、簡単に新郎新婦のプロフィールを紹介します。
主賓の祝辞
 新郎新婦は起立して祝辞を受けます。主賓が着席をすすめたら従います。
乾杯
 一同は起立し、主賓(祝辞を述べた人以外を頼む)の音頭で乾杯します。新郎新婦、両親は軽く頭を下げたあと杯に口をつけるようにします。
ウェディングケーキ入刀
 一同の拍手の中で行われるケーキ入刀は披露宴前半のクライマックスです。ナイフの使い方は事前に指導があります。なお和装の場合であれば、日本酒の樽に槌を入れる演出に変えてもよいでしょう。
祝宴
 ケーキ入刀のあとは食事とスピーチになります。新郎新婦は祝辞者に注目し、感謝をこめて拝聴するのがマナーです。司会者のほうで、新郎新婦が着席のまま祝辞を受ける旨の断りをします。
 新郎新婦もスピーチの合間に軽く食事をしましょう。食べやすいものを選べばよいでしょう。
 新婦のお色直しはケーキ入刀後、一段落したところで行います。
 祝辞のあとは友人や同僚による余興が行われ、場を盛り上げます。祝辞が多ければ余興を間に入れますが、スピーチは一人三分程度、二、三人程度におさえたいものです。
祝電披露
 司会者は届いた祝電をあらかじめ整理しておき、読み上げます。文面を省略することもあります。
キャンドルサービス
 披露宴後半演出のクライマックスとなるキャンドルサービス。二人の想い出の曲などを流しながら全テーブルへキャンドルを灯していきます。最後にメインキャンドルへ点火します。
新婦の手紙
 両親に宛てて新婦が手紙を朗読します。これまで育ててくれた親への感謝の気持ちを素直に表現しましょう。その後は、両親への花束贈呈など記念品を渡します。
親族代表挨拶
 一方の父親が招待客に感謝し、今後の援助をお願いします。新郎の父親が代表して挨拶するのが一般的です。
 その後、新郎が招待客への感謝や自分たちの決意、援助と指導のお願いなどを挨拶することも多いようです。
閉宴の辞
 司会はお開きの挨拶をします。
来賓の見送り
 新郎新婦、両親は一列に並び、招待客を見送りますが、特定の人と話しこまず、全員に短くとも心のこもった挨拶をしたいものです。