婚約の段取り

●婚約を整えるには

 結婚の約束をすることを婚約といいます。
 婚約の方法には、①結納、②婚約記念品の交換などがあり、法律的にも正式な婚約と認められます。逆に婚約解消などの不測の事態を迎えた場合、正式な婚約をしていなければどうすることもできないわけです。
 現在、一番多い婚約の方法は結納で、婚約記念品の交換を合わせて行うカップルもかなりの数にのぼります。

●婚約の準備と仲人の依頼

 婚約(結納)から結婚に際し、仲人を依頼することがあります。婚約からお願いする仲人は挙式当日の媒酌までしてもらうなど、「両家の間をとりもつ」という重要な役割があります。ただし最近は、結婚式のスタイルの変化などにより、仲人を依頼しないことが一般化してきました。ただしその場合でも、婚約とは「両家の付き合い」の最初なのですから、お互いに相手の意向に気を配り、一方的に事を進めないようにしたいものです。二人だけで考えずに、両親、親戚代表など年長者に相談をして進めていくことが大切です。
 なお勤め先へは、退職予定の有無にかかわらず、できるだけ早く上司に報告しましょう。

●婚約記念品を選ぶとき

 婚約記念品は、婚約の証として贈る品物のことです。必ず贈らなければならないものではありませんが、大半の男性は記念品を贈っているようです。男性から女性に贈る記念品で圧倒的に人気なのが、指輪(エンゲージリング)です。ダイヤモンドの立てづめだけでなく、最近では普段使いできるシンプルなデザインのものや、誕生石も人気です。指輪の内側には名前の頭文字と婚約年月日を刻みます。「指輪は結婚指輪だけで十分」という場合は、ネックレスやイヤリングなどを贈ることもあります。金額は三十万~五十万円くらいが主流です。
 一方、女性から男性に贈る記念品は、腕時計やスーツ、普段使える小物などが多く、カメラなど趣味に関するものを贈ることもあります。婚約の記念品なので一生使えるものがおすすめで、やはり名前などを刻むとよい記念になります。

 〇時計…いつまでも使えるものとして人気のアイテムです。彼の好きなブランドのものを贈ってもいいでしょう。男女ペアの時計にするケースもあります。

 〇スーツ…上質でセンスのよいスーツは何着あっても困りません。ネクタイやワイシャツをコーディネートしても喜ばれるでしょう。実際に現物を贈るのは腕の見せ所でもありますが、お仕立券としてスーツ、ワイシャツのセットを贈り、本人の好みで選んでもらう方法もあります。

 〇趣味のもの…趣味は人それぞれで多彩です。スポーツ用品、カメラなど、彼がいつもほしがっているものを記念品としてもいいでしょう。その他ベルトや財布など、革製品の小物は長持ちするので、記念品に向いています。また、旅行券などを贈って、家族との「思い出旅行」など、一生の記念にする方法もあります。また結納の際に婚約指輪を贈る場合には、結納金を減らすのが一般的なようです。